たぶんきっとつまり

やんわりと拒絶されるイヤーな夢を見て目が覚めたら具合が悪かった。
頭がガンガンして起き上がると視界がぐるぐる廻った。

夢の中で私は彼と話をしていて、知りたくてしょうがなくて
でもそれは簡単には触れられないあることについて、
彼は驚くほどすんなり口を開いた。
私はそこから踏み込めなくなるのが怖くて聞こえないふりをしたんだと思う。
彼の言葉をキレイに忘れている。

踏み込もうとして、躊躇して
ラインを勝手に引いて飛び越えられなくなっているのも自分。
とどのつまり、私は決定的に自分に自信がないのだ。
手をつかんでもらいたくて身震いしているのに
いざとなると怖気づく。
自分に自信を持つにはどうしたらいいんだろう、なんていう
幼い問いにも答えを出せずにくすぶっている。
もう桜が咲く春なのに。