いそがばまわれ

毎日歩く道にヤマモモの木があって。真冬はもちろん枝も寒々していたけれど
だんだん枝が緑に染まっていって、つぼみがふくらんで、つぼみの先に花の色のピンクが見えだして、
ついに咲き始めた。
同じ道すがらにモクレンの木があって。つぼみの産毛が日に日に濃くなって、
おおきくふくらんでいって、ついに咲き始めた。
その移り変わりを目の当たりにして、ちょっと感動した朝。


私はとまってはいないだろうか。
すこしずつでも動けているだろうか前に。
気持ちばかりが先走って最近ココロが置いてきぼりな気がして仕方ない。
ヒトの欲望は果てしなくて、もうアレだけじゃ満たされない。
アタマでぐるぐるするよりもさわってしまえばいいじゃなーい。
焦るな焦るな。